カルセドニーって何ですか？
有名な貴石の５大宝石や誕生石に名を連ねる半貴石以外で、ちょっと変わった名前の宝石には、こういった疑問がつきものであり、
ややこしいのが宝石界最大勢力を誇る巨大シリカ（二酸化珪素）グループである。
カルセドニーとは
簡単に言えば、水晶の仲間、めのうの変種である。
同じ鉱物（クォーツ）でも見かけが全く違えば個別に名前がつくのだ。
カルセドニーやその他の宝石の多くはこの変種名（variety name）である。
（例 鉱物ベリルの変種名：エメラルド、アクアマリン、モルガナイト）
ブルーカルセドニー基礎知識・カルセドニー種類
BULE CHALCEDONY
鉱物名：[クォーツ/多結晶質]
和名：玉髄（ぎょくすい）
硬度：７
主要産地：ブラジル・マダガスカル
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自然界には二酸化珪素（SiO2）の基本組成をもつ鉱物、モース硬度７の石英（クォーツ）が多い。
その中の単結晶（目にみえるまで大きく成長した結晶）水晶に、
アメシストやシトリン（透明）、ローズクォーツ（半透明）やタイガース・アイ（不透明）などがあり
多結晶（目に見えない小さな結晶の集合体）玉随（カルセドニー）に、
アゲート（曲線状の縞、複雑な模様）、オニックス（直線的な白縞）、カルセドニー（縞なし）が存在する。
岩石に分類されるのがクォーツアイトやアベンチュリン・クォーツ。
ちなみに、オパールも含水性の二酸化珪素、シリカ一族である。
カルセドニー・グループのシングルカラー
カルセドニーは、カルセドニーグループ（多結晶質）の中でも縞目を見せない、半透明のシングルカラーである。
赤や黄色、緑、青、無色、紫の色を持つ。
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カルセドニーの色は色素による着色処理が施されているものがほとんどだ。
カーネリアン（赤）、イエロー、ブルー、グリーン、ブラックなど。
無処理はブルー・カルセドニー、クリソプレーズ（緑玉髄）、ホワイトカルセドニーがある。
だが、着色されていても、処理が完全であれば褪色の心配はない。
ちなみに、色のクリアなシーブルーカルセドニーは、人工的に作られた色である。
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ブルー・カルセドニー:宝石言葉
追憶
ブルー・カルセドニーは過去の記憶を呼び覚ます。
人生において、誰もが自信を失う時がある。
どうせ、私なんて・・・。
自己憐憫に陥ったとき、自分を奮い立たせることが難しいほど打ちのめされたとき、
ブルーカルセドニーは忘れていた大切な記憶を手繰りよせる。
人の記憶には人それぞれの経験が詰っている。
そのマイナスでないプラスの記憶。
成功や愛された経験は追憶の中で生きている。
それに触れたとき、人は安堵する。
過去の自分から応援を受けとれば、自分の存在価値に改めて気付くことになる。
まずは自分を愛そう。
あなたは決して一人ではない。
ブルーのカルセドニーはあなたを一人で立ち向かわせたりはしない。
カルセドニーは水晶族。
その浄化力でネガティブを払拭し、心を楽なものにする。
大丈夫。まだまだやれる。
一瞬浮かび上がった前向きなその思いを、
抱き続ける力を与えてくれる。
愛はいつだって追憶の中で生きているのだから。
カルセドニー心身に与える効果
古代のギリシャの人々は、弱さ、不満、憂鬱などから自身を守るためにカルセドニーを身につけた。
また、カルセドニーは人を雄弁にする力を持つため、訴訟に勝てると考えられ、レンヌの司教マルボドゥスは、カルセドニーの指輪かネックレスをしていると、人生で遭遇するいかなる状況もうまく乗り越えられると記している。
緊張しやすいあがり症の人や、自分に自身が持てない人におすすめの宝石である。
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