金・プラチナ・合金・銀:貴金属の特徴・歴史・波動エネルギー

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jewelry修理・貴金属の種類・ジュエリーのお悩み

 

ジュエリーに使用される金、プラチナなどの貴金属。

それは、それぞれに歴史を持ち、魅力あふれる性質と波動を放っている。

 

 

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金・ゴールドの歴史

 
gold
 
ゴールドが人類によって発見されたのは、約7000年前。

その尊さは旧約聖書にもうたわれており、その価値は貨幣としてよりも、装飾美術品として高く評価されていた。

ゴールドの持つ永遠性や不変性に、先人たちは神を見たのである。

悪魔から身を守る魔除け。

太陽の輝きを放つゴールドは、魔よけとして、体の大切な部分、頭や喉、手首や耳に着けられた。

 

日本の金の歴史

 

冒険家マルコポーロによって、「黄金の国ジパング」と紹介された日本。

それもそのはず、日本は昔から有名な産金国だったのである。

源義経の時代では、金売吉次が河原に堆積した砂金を取り扱っており、戦国時代においては、金鉱脈が採掘され、後の武将らの資金源にもなっている。

この甲州や佐渡の金鉱山は、花崗岩マグマと関係した鉱脈であり、新生代(比較的新しい地層)の第三期層の中に発達した石英脈でもあった。

※新生代→中生代→古生代→先カンブリア時代(地質時代新しい順)

1985年出鉱の鹿児島県菱刈鉱山などは、第四期層(現代まで続く地質時代)の中で、火山活動でできる金鉱脈として、日本最大の産金量を誇っている。

 

金・ゴールドの特徴

 

〇1トンの金鉱石から採れるゴールドは3~5gという僅かな量である。

先述した菱刈鉱山の金は、金の含有量が大変高く、鉱石1トンあたり約40gとされる。
〇ゴールドは、酸素やほとんどの化学物質に対して反応を起こさない。

空気中や水中でも永遠に変化せず、錆びることもない。

※王水(濃硝酸と濃塩酸の混合液)には溶け、水銀と接触するとアマルガム(金アマルガム)になる。
※2:アマルガムとは、水銀と他の金属で作られる合金の総称。
銀と水銀の合金は銀アマルガムといい、歯科材料に使われる。

〇純粋のゴールド(純金・K24)は、非常に軟らかく、延びやすい。

1グラムのゴールドで約3000メートルにまで伸ばすことができる。

金箔などはこの性質と活かして作られたものである。

 

金・ゴールドの最も優れた特徴

 

〇加工がしやすい。
〇腐食しにくい。
〇輝きが失われない。

ゴールドの全消費量の75%は、ジュエリーが占めているのもうなずける。

他の用途としては、投資用のコイン、金地金、宇宙船、半導体、医療分野などのさまざまな先端技術にも活かされている。

 

金・ゴールドの融点と比重

 

融点1064℃
比重19.3

銀より高く、プラチナより低い。

 

金・ゴールドの産出国

 

南アフリカ、アメリカ、カナダ、オーストラリア、など

 

金・ゴールドの合金

 

ゴールドに他の金属(銀、銅、パラジウム等)を加えたものを金合金という。

金合金には、二元合金、三元合金(成分の数)などがある。

 

 

合金にすることによるメリット

 

〇耐摩耗性が高まる。

〇強度が高まる。

〇硬度が高まる。

〇地金の軽量化ができる。
※ゴールドの比重(19.3)は、鉄の2.5倍も重いため、軽い金属と合金することにより軽量化できる

〇色、デザインの多様化が可能になる(カラーゴールド)
※ゴールドは、加える金属の種類と割合(銀と銅の割合)によって、大幅に色を変えることができる。

 

カラーゴールド

 

イエローゴールド
ピンクゴールド
レッドゴールド(赤金)
グリーンゴールド(青金)
ホワイトゴールド
銀を多く加えると白っぽくなり、遂にはグリーンゴールドになる。
銅を多く加えると、よりレッドゴールドに近づく。

ゴールドに加えて合金にする他の金属は俗に「割金わりがね」
という。
 

K18カラーゴールド割金と色の関係

 

K18,750=24分の18(750‰:千分率)

簡単言えば75%が純金、残りの25%は割金になる

 

割金250‰中

K18イエローゴールド:Ag(銀)=125.Cu(銅)=125
K18ピンクゴールド:Ag=40.Cu=190.Pd(パラジウム)=20
K18グリーンゴールドAg=250
K18ホワイトゴールドPd=250

 
K24=999/1000=純金
  999,990=高品位硬化ゴールド
K22=916/1000
k20=835/1000
K18=750/1000
K14=585/1000
K10=416/1000
K9=375/1000

 

 

金・ゴールドの波動エネルギー

 

太陽の金属

 

「金は、白金であれ黄金であれ、これまでのところ最善のエネルギー伝導体である。
金は宝石の力を広げるばかりでなく、太陽エネルギーの滴のように、石の力を刺激し、活性化させる」

ドロシー・メラ

 

ゴールドは、最高の磁器伝導体であり、太陽のエネルギーと活力の波動を放っている。

金と宝石が結びつくと、宝石の放つ波動を体に安定した影響を及ぼすよう金が包み込む。

体からマイナスエネルギーをとる一方で、宝石のパワーエネルギーをバランスよく充てる。

まるで太陽光により成長するかのように、宝石のエネルギーはよりよい形で作用するのだ。

 

プラチナの歴史

 

 
紀元前1500年古代エジプトに登場し、現存する最古のプラチナは、パリ・ルーブル博物館所蔵の「テーベの小箱」

「テーベの小箱」とは、化粧入れの銀象嵌の中に埋め込まれた、紀元前700年頃のものである。

何前年も前から使われていたプラチナが、化学元素の一つだと分かったのは1735年。

いわば、貴金属としてのプラチナが、新しい金属として発見されたのは17世紀。

その加工法の基礎が確立されたのは18世紀後半になってからのことである。

ルイ・カルティエがプラチナをジュエリーに初めて使い、ダイヤモンドを引き立てる「ガーランド・スタイル」のジュエリーを創作した。

30年後、プラチナは多くのジュエラーに使われるようになる。

 

プラチナの特徴

 

金、銀、プラチナの貴金属3種の中で最も稀産で高価。

色は、やや黒っぽい渋みのある独特の白。

銀灰色、灰白色、または白色で、不透明、金属光沢を示す。

17世紀発見当時、「重くて火にも溶けない白い金」といわれたほど、融点は極めて高く、比重は大変重い。

そのため、鉱石からの精錬には長い精製工程がかかり、高度な技術が必要とされる。

1920年代に、加工技術が十分開発される以前は、宝石細工師は加工に苦労したのである。

 

日本人のプラチナ嗜好

 

清潔民族である日本人は、変色しない重厚感のあるプラチナをこよなく愛したため、世界一のプラチナ消費国となっている。

 

プラチナの最も優れた特徴

 

〇貴金属中屈指の科学的な安定性の高さを誇る。

〇大気中高温でも変色せず、銀のように大気中で錆びることがない。

〇王水以外の酸にもアルカリにも溶けず、水銀とも反応しない。

〇ダイヤモンドをセットするのに、色が相補的で、最も適している。

〇金・銀同様、展性、延性に優れ、粘り強いため、小さな爪でもしっかりと石留めできる。
 

プラチナの工業的利用

 

石油精製、自動車の排ガス浄化触媒、ハイテク分野、各種工業製品に活かされている。

 

プラチナの融点と比重

 

融点1769℃
比重21.45

密度は純金よりも少し大きく、銀の約2倍。

 

プラチナの産出国

 

南アフリカ:世界最大
ロシア、カナダ、アメリカ、オーストラリアなど
 
日本では、北海道、北見、天塩、石狩などの河川の川砂中から椀かけ法で採取された。
 

プラチナは火成岩中に産するが、鉱石に含まれるプラチナ粒は微細。

川砂、川砂利、氷河堆積物中などの二次的漂砂鉱床でプラチナ粒として産し、塊としては希である。

 

プラチナの合金

 

プラチナにパラジウムを加えたものをプラチナ合金という。

一般的には、プラチナと冶金的な相性がよく、全組成で溶け合えるパラジウムPdを割金とする。

このプラチナとパラジウムの二元合金をベースに、特性改善の目的で、ルテニウ(RU)やイリジューム(Ir)銅(Cu)などを少量、その他微量元素が追加されることもある。

 

Pt1000=純プラチナ
Pt999=高品位プラチナ
Pt950=欧米で多用される
Pt900=リングなど
Pt850=ネックレスなど

 

最も一般的なプラチナ合金

 

Pt900

 

二元合金
Pt900(プラチナ900‰-パラジウム100‰)

鍛造しやすく、赤熱した状態での鎚打ちによって自由に変形させるなど、容易に加工することができる。

三元合金
Pt900(プラチナ900‰-パラジウム70‰ルテニウム30‰)
Pt900(プラチナ900‰-パラジウム90‰ルテニウム10‰)
Pt900(プラチナ900‰-パラジウム70‰銅30‰)

硬さや切削性を向上させる。

Pt900はリングなどによく使われる。
 

Pt850

 
二元合金

Pt850(プラチナ850‰-パラジウム150‰)

Pt900(プラチナ900‰-パラジウム100‰)より硬く、三元合金プラチナ並みに硬くなる。

製鎖性がよいため、ネックレスやチェーンなどに使われる。
 
三元合金
Pt850(プラチナ850‰-パラジウム100‰-銅50‰)

 

合金にすることによるメリット

 

ジュエリー用に加工しやすい
加工時に変色しない
プラチナ独特の色調を保てる
硬さが上がる

 

プラチナの波動エネルギー

 

浄化エネルギー

 
プラチナは先述したように、自動車の排ガス浄化触媒の肝ともいえる貴金属触媒でもある。

自動車の排気ガスに含まれている有害な化学物質を浄化するのである。

 

プラチナは第四内分泌腺帯において大きく、とても豊かな作用を与え、第三、第六中枢においてある程度まで作用を与える。
プラチナは、松果体を高めるものを含有し、それにいくらか改良を施すことによって人の平衡状態に幾らか作用を及ぼすことができる。
気分が悪くなったときなど、プラチナ板を額につければ、地球の時間にして数時間の内には大変意味深い変化が出てくることに気づくだろう。

また、太陽神経叢中央部に置けば、副腎分泌という意味でバランスを与え、肝臓にも有益な作用を及ぼす。

ラマ・シング

 

松果体とは、脳の中央に位置する宇宙の叡智を感じる、人間の体の中で最も神秘的な部分である。

そして、生命としての進化、成長を経て人生をよりよくするためには、この松果体を活性化することが大切だ。

プラチナの波動は、強くて高い。

特に愛情に関連するチャクラに影響を与え、自分を受け入れられるようにしてくれる。

これも、プラチナの浄化エネルギーが誤ったエネルギーを浄化し、拒絶していた自分を、自分を取り巻く人や環境を受け入れるよう、適応力を高めるためである。

 

銀の歴史

 
silver
 
古代からジュエリーとして使われてきた銀は、金、銅に次いで発見された。

貴金属の中では、希少価値、科学的な安定性、融点、比重のいずれをとっても最下位に位置づけられる。

 

銀の特徴

 

採掘されたばかり、或いは研磨して間もない銀は、独特の輝きある銀白色で、金属光沢を示しているが、

大気中で、水分や硫化水素と接触して、表面に硫化銀ができ、徐々に黒く変色する。

宝飾品として使用するには軟らかすぎる。

 

銀の最も優れた特徴

 

純銀は白さの程度、可視光線の反射率ともにあらゆる貴金属中最高

色調が美しく、加工しやすい。

 

銀の融点と比重

 
融点960.8℃
比重10.5
 

銀の産出国

 

メキシコ、アメリカ、ペルー、カナダ、オーストラリア、ロシア

メキシコにおいては、紀元前1500年から採掘されている。

銀は普通塊状や粒状で産するが、針金状や樹枝状のものもある。

最高品質の自然銀はノルウェーのコングスベルグでねじれた針金状の形で産する。

 

銀の合金

 

銀の合金の主なものは、銀に銅を加えたものである。
 
 

Ag1000=純銀
Ag999=硬銀:異種元素の微量の添加により高い純度を保ちながら硬さを高めた合金(銀999‰その他1‰)
Ag950(銀950‰銅50‰)
Ag925=スターリング・シルバー(銀925‰銅75‰)
Ag900=コイン・シルバー(銀900‰銅100‰)
Ag800(銀800‰銅200‰)
 

 

最も一般的な銀合金

 

スターリング・シルバー

二元合金

925(銀925‰-銅75‰)

イギリスで12世紀頃から実用化された合金。

加工する時は軟らかく、使用する時には硬くすることができる典型的な合金。

 

銀の変色防止加工

 

ロジウムメッキ

 

硬くて傷がつきにくいが、銀の元々の色がかくれてしまう
 

パラジウムメッキ

 
真鍮などの安価な素材に施される

 

 

銀の波動エネルギー

 

月の金属

 

反射エネルギーとしての月は、人の中にある潜在意識の具現化とみなすことができます。
それは、銀にセットされた宝石のエネルギーを誘導し、強めつつも、人間の直感レベルに現に働きかけをします。

宝石ヒーリング J・ロルッソ/ J/グリッグ

 

銀はそれにセットされた宝石の性質を支え、持ち主の自尊心を映し出す。

それは銀が、潜在意識の具現化に大きな影響をあたえるからであり、持ち主の才能を目覚めさせる。

 

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