一番簡単で安い方法
指輪のデザインはそのままに腕の部分をカットする。
そしてバチカン(ネックレスを通す部品)をつける。
使う地金や裏あてをつけるかつけないか(指輪のデザインがカーブを描いていると胸に当てたときぐらぐらしておさまりが悪い)にもよるが、大体、4万円ほどでできる。
デザインを変えたい場合
石のサイズにあった空枠を選び、古い枠から石だけをはずし、新しい枠にはめる。
古い枠は下取りすれば、リフォーム代が少しは安くなる。
石を外して石は持って帰る場合、(リフォームせず、枠だけ買い取ってもらうなど)
上の画像のような、爪4本で留めてあるのは外しやすいから料金はかからないが、
こういうふせ込んであるタイプは外すのも料金がかかるところもある。
(リフォームすればサービスで外してくれるだろうけど。)
自分で構想があれば、できる範疇でイメージどおり作ってくれる。
がそれは一番高くつく。オーダーになるから。
ちなみにオパールなどの古い色石は、キズがついたり表面がくもっていたりする。
その場合は、石のサイズは少し小さくなるが、リカット(石の表面をキレイに)してもらえばいい。(受けないところもある)
ネットショップが安い
ネットはメールや電話で問い合わせたりと面倒だが、加工代が安い。
リフォームは宝石店に持っていくのが一番だ(高いけど)
直接枠を見れたり、枠がない場合はパソコン画面などでデザイン、仕上がり例を見せてくれる(こっちが主流)
なにより、メールでなくスタッフに直接相談できるから安心だ。
宝石店にいけない人や加工代をかけたくない人はネットショップを利用しよう。
ジュエリーリフォーム・修理専門店
楽天で見る
自分のジュエリーと加工したいデザインの画像を添付すると、分かりやすく職人も値段を出しやすい。
自分が考えている予算や自分の持っているジュエリーの石の縦横の大きさや
ダイヤのカラット(0,6とか数字がリングの内側を見ると刻印してある)まで伝えよう。
例えば
Pt900枠のルビーダイヤ取り巻きリング(1.550ct/0.550ct)を形を変えずにペンダントトップにしたらいくらか?とか
↓こんな感じにしたらいくらか?とか
Pt.900 天然ルビー 4.0ct. up ネックレス
同じ枠でなくても似たようなので提案してくれる。
形見の指輪をリフォームしたほうが良い理由
ある日、からし色のベレー帽を被った色白の女性がやってきた。
ミア・ファローを思わせるようなショートヘアと個性的なファッション。
指には亡くなったおばあちゃんからもらったというオパールの年代物のリングをつけていて、
その若い女性がつけると古臭いデザインもとても可愛らしく見えた。
が、そんなふうに「古臭さ」を「アンティーク」に変えてしまえるような人は少ない。
その証拠に、たくさんの古いデザインの色石リングが地金高騰の時代の波に乗り、「買取」に出されている。
「デザインが古臭い」
「娘も嫁もほしがらない」
「つけることがない」
そうして色石は売られていく。
これはとてももったいないことである。
なぜなら、宝石の種類によっては、いざ同じものを新しく買おうとすればものすごく高いのだ。
なのに売る時は大した金額にならない。
宝石とはそんなものである。
ウン十万の宝石が、2、3万にしかならないというのはざらである。
そんな中でもその石を使いたいとリフォームに持ってくる人がいる。
いわゆる「形見」である。
祖母や母と常に共にあったその指輪。
ペンダントトップに加工するのが一番多い。
大きな色石リングは、オパールのお洒落さんのようにつけこなすのは難しいし、色石を大事に使いたいなら、指輪よりネックレスでつけたほうが傷つきにくいからだ。
しかも、ネックレスとしてつければ石の大きさも気にならないし、加工代もリングに比べて安い。
あなたを一番大切に思ってくれたお母さん、おばあちゃんの指輪。
いつまでも大切にして欲しい。
だってこれほど最強のお守りは他にない。
守ってもらっているという安心感は、現実世界において、守られているという状況をつくりだすのだから。
ジュエリーは生まれ変わる。
あなたの守護石として。
その機会を与えるのは、あなたなのだ。
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