虎のジュエリー:気を強くし邪気を祓う-弱気な人こそつけたい

虎やライオンというとその勇ましい風貌から女性向けではないように思うが、ジュエリーのアニマルモチーフにはよく登場する。

虎を従えた女神をご存知だろうか。

インドの戦女神ドゥルガー。

神々から授けられた１０本の腕に武器を持ち、悪魔を退治する。

美しい女神と供に戦うのが虎である。

実は虎は女性と相性の良いモチーフなのだ。

風水においては四神獣（玄武・青龍・白虎・朱雀）の一つで、邪気を追い払う守護獣であり、

家庭円満、子宝、安産、子孫繁栄を招くといわれ、風水界においても人気が高い。

風水とは気の流れを活用する術である。

目には見えないが、「気」はこの世のものすべてに満ちている。

人間もそうだ。

「元気」「やる気」「病気」「弱気」というように、気は人に起こる様々な出来事に密接に関わっている。

気が澱めば邪気となり、「気がゆるんだ」結果、事故やミス、病気につながったりするものだ。

逆に気を強め、充実させれば仕事も健康も恋愛も全てがうまくいくようになり、更には運までも見方にできる。

そして、気を強くするモチーフが虎や豹、獅子のモチーフなのだ。

戦の神の守護獣である虎は気の弱い人こそ持つと良い。

生来、気の強い人、弱い人はいるが、気は強くすることができる。

この世が怖い、生きるのが怖い、人が怖い。

そんな人は邪気や悪気を呼びやすい。

なぜなら自分の持つ気が邪気となっているからだ。

虎は邪気を追い祓い、強くなれとその姿で鼓舞してくれる。

気を充満させる歩き方をご存知だろうか。

体の中心に重心置き、腰を決め、足は軽やかに運ぶ。

これは虎のようにみえるため「虎行」と呼ばれている。

昔から虎は龍と同じく、「気」に関係してきたのだ。

人生には、儘ならないことやどうしようもないこと、逃れられないことが時として起こる。

悪夢なような出来事に、落ち込み、自己嫌悪に陥り、死にたいとまで思うときもあるだろう。

そんな時、気はますます滞り、自分が持つ本来の「気」を発揮できなくなる。

覚悟を決め落ちるところまで落ちてしまおう。

そうすれば、後は受け入れるのみ。這い上がるしかなくなる。

そんな時、虎のモチーフが活躍する。

「何も怖れることはない」

強い気を放つ虎は、その気であなたの新しく行く道の邪気を祓い、生命力、活力を与えあなたを守る。
危機の中には幸せへ導く機会が与えられているということを知ろう。

突如起こった辛く嫌な出来事は、今までの過去を懺悔し、新たに生まれ変わる機会だ。

乗り越えれば目の前に、幸福が待ち受けている。
気を高め、邪気を追い祓う虎。

その猛獣を従える女神のように強く人生を歩いていこう。

力強く、一歩ずつでいいのだから。