指輪慣れしている人には関係ない話だが、いざ結婚が決まり、さぁ指輪を買おうとなった時、どれを選べばいいか分からない、宝石店は敷居が高い、ネットで買うから宝石店に下見にいくのは気が引ける、という悩みを持つ人がいる。
先日、まさにこのようなカップルに相談を受けた。
今回は、そのような初心者な方々が持つ疑問点についてお答えしたい。
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結婚リングと婚約リングの違い
結婚リングを選ぶ際の疑問点
どれを選べばいいのか
まず、全てにおいての選ぶ基準は、「好き」である。
これは、どの指輪にも同じことが言える。
あなたが恋人に対し「好き」と思ったように、指輪も「好き」で選ぶのである。
実際、色々迷い悩んだ挙句、結局最初にピンときた指輪にするケースが実に多い。
とはいえ、それでは丸投げ過ぎるので、次の疑問点にいってみましょう。
結婚指輪の色はどれがいい
結婚リングに使われる地金は、
大まかに分ければこの3つである。
上記3種の他にも、金の色を薄くしたシャンパンゴールドやハニーゴールド、プラチナと同じ色(白)のホワイトゴールド、稀であるが黒みがかった白(銀色)のブラックゴールドもある。
参考記事
さて、ここでも、基本の「好き」が基本なのであるが、色の印象としては、「上品VS華やか」である。
プラチナorホワイトゴールド
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似て非なるプラチナとホワイトゴールドの違いは、貴金属の品位の違いである。
ホワイトゴールドは金にパラジウムを加えて白くした金合金であるから、元から白いプラチナの方が希少価値が高い。
希少価値:プラチナ>金
例えていうならプール一杯の金がとれるとしてプラチナは足首までくらいしか採れない。
プラチナは貴金属の最上にある。
故にホワイトゴールドは低価格で買えるプラチナの代替品としてブライダル市場に出回ったのだが、その後、金の価格は高騰し、更にはプラチナを追い抜き、遂に割金(合金にするために金に加える他の金属)であるパラジウムまで高騰し始めたため、もう低価格のプラチナ代替品などとはいえなくなってしまった。
昨今低価格のホワイトゴールドは金の割合の少ないK14やK10である。
故に「白」で選ぶならプラチナがおすすめだ。
ホワイトゴールドはロジウムでコーティングしてあるため、長年つけていれば表面が擦れて地色の薄い黄色(金の色)が出てくる。
数年前から、その欠点を失くしたコーティングしていない色の変わらないホワイトゴールドも出てきているが、私ならプラチナにする。
ちなみに黒みがかったブラックゴールドは、金にパラジウム、プラチナ、銀の白色金属を加えたもの。
ホワイトゴールドのコーティングのないものはシャンパンゴールドである。
イエローゴールドorピンクゴールド
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金色(イエローゴールド)とピンクゴールドは同じ金でも印象が違う。
イエローゴールドは華やか、ピンクゴールドは軟らかい印象になる。
指輪に使われるのベストな金は、K18。
色の違いは、金に加える他の金属の割合によるものである。
K18=75%が純金、残りの25%は割金
K18イエローゴールドの割金 : 銀12.5%・銅12.5%
K18ピンクゴールドの割金 : 銀4% 銅=19% パラジウム=2%
故にどちらがいいというのはない。
好みである。
結婚指輪の形はどれがいい?
マリッジリングの形は大きく分けて、甲丸、平打ち、ウェーブ(波型・V字)の3つ。
甲丸・平甲丸
甲丸リングは指輪の原型ともいえる形であるから、つけ心地が良い。
平打ち
甲丸よりもカジュアル、粋な印象になる。
ウェーブ・V字
甲丸に変化を持たせたタイプ。女性に好まれる軟らかなイメージ。
甲丸は元祖指輪であるから、間違いはない。
平打ちは甲丸より指にフィットする。
マリッジリングの幅程度なら、どちらを選んでもつけ心地にそう変わりはない。
難しいのはウェーブやV字。
基本、つけっぱなしにするのがマリッジリングである。
サザエさんのような指の人であればいいが、節のある人は指輪はくるくる回るものと思っていたほうが良い。
リング一周が同じデザインであるなら問題ないが、一部に変化を持たせたウェーブやV字は折角のデザインが指の内側に回っていたなんてこともある。
結婚指輪の幅
マリッジリングは細目から太目まである2.0mm-4.0mm。
指輪の太さも好みである。
細いリングはさりげなく、太いリングは存在感がでる。
丈夫さの面でいえば厚みのあるほうが丈夫で、その分地金を使うから価格は高くなる。
同じ地金で、似たようなデザインで、価格に違いがあるのは、使っている地金の量である。
節のある人は幅広の方が安定はする。
個人的には長い目で見て、細すぎず太すぎない3.0~3.5をおすすめする。
細いと年齢を重ねてから貧相に見えるし、丈夫なほうが良い。
メンテナンス
つけっぱなしにすることが前提の指輪だから、結婚リングはどれもメンテ不要に作られている。
だが、指輪も長年つけていれば、新品のときと比べて見た目に違いが出る。
ツヤありのリングは小キズができてくすんで見える。
つや消しのリングは、マットな表面が摩耗しツヤがでてくる。
ツヤありは磨き棒で磨くかバフをかければピカピカになる。
つや消しは加工でツヤを消しているから磨くことはできない。
再度ツヤ消しの加工に出して加工をし直す。
でも正直いって、メンテに出す人というのはほとんどいない。
なぜでしょう。
毎日つけていれば変化が分からないのである。
久しぶりにクリーニングにだして、キレイになった指輪をみて、え?これ私の?こんなだったっけ?となるのである。
結婚リングは自然と指になじんでくるのだ。
あなたのパートナーと同じで、指輪もあなたの一部になるのだから。
キズも劣化も二人の人生の思い出なのである。
ハワイのサンセットビーチで跪いてプロポーズ、大々的な結納に結婚式、は過去の産物となり、今や自分たちの自由なスタイルで結婚を迎えるカップルが増えた。
ダイヤモンドエンゲージリングでさえ簡素化される時代となっても、結婚リングだけは例外だ。
だって結婚リングは二人の歴史を刻んでいく二人を繋ぐ指輪だから。
一生ものが見つかりますように。
そして末永くお幸せに。
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