アコヤ真珠の最高峰「花珠」

「花珠と比べたら他の真珠がかわいそう」

とまでいわれる、アコヤ真珠最強の美しさを誇る花珠。

品質が良い

どのくらい良いのかというと、花球でない真珠（普通の真珠）にはつかない「鑑別鑑定書」というものがついてくる。

「鑑別」の他に「鑑定」がつくのだ。

宝石の中で鑑定書がつくのはダイヤモンドくらい（こちらもグレードがなければ付かない）である。

ルビーやエメラルドといった貴石の色石などには鑑別書がつく（安いものはつかない）。

鑑別書とは、サイズや重量の他、鉱物名、宝石名と写真の載ったもので、

鑑定書はその他にその石のグレードまで記載されたものである。

そこまで分析できるほど美しいということだ。

花珠は希少故に値段も高い。

真珠は

Aクラス（無キズ、１点キズ、小キズ、小シミ）の上珠、

Bクラス（大キズ、大シミ、バロック、薄巻き）の下珠

に分けられるが、上珠の中で上位のものが花珠とされる。

ピンク系の色、まきが厚い、光沢が良い、キズが無い、真円である

この条件に入るものが花珠と呼ばれるのだ。

が、それは極めて少ない。

キズがどこにも無い珠なんて、ほとんどないと言っても良い。

本当のところ花珠にもほんの小さなキズはある。

だがそれは本物の証拠だし業界も認めている

花珠と謳いつつも、実は花珠の基準でないものもあったりする。

ある程度のてりがあり、巻きも厚ければ花珠と謳うのだ。

ちなみにテレビショッピングなどで販売されている花珠は、１０段階評価でいけば５～６。

巻きは０．２５mm以上のものが多い。

やめておいたほうがいい。
真珠の鑑定機関の最高峰に真珠科学研究所がある。

真化研の花珠は１０段階評価でいくと８のＡ＋（0.3mm以上）～１０のＡＡＡ（0.5mm以上）

故に、真珠科学研究所の鑑別鑑定書がついていれば間違いないだろう。

最高の真珠は結納の品にも選ばれている。

私が女王だとばかりに輝く花珠真珠。

せっかくなら、花珠にしてはいかがだろう。

何故なら、巻が厚いということはその分長持ちするということだ。

お手入れ（使ったら拭く）さえしておけば孫の代まで充分美しく使える。

そして、真科研の花珠といえば、昔はべらぼうな値段がしていたが、最近はずいぶん安くなった。

ネットなんか特に安い。