華やかな色でもない、一見地味なこの石が、５大宝石の最後の一つに数えられるのは、
アレキサンドライトの個性である、「変色効果」があってこそ。
昼の自然光を当てると緑色に、夜の蛍光灯の光では赤色に輝く。
アレキサンドライト基礎知識と選び方
ＡＬＥＸＡＮＤＲＩＴＥ [クリソベル]
産地＝ブラジル、スリランカ、タンザニア、マダガスカル、インド
硬度８.５
アレキサンドライトは、キャッツアイと同じ鉱物クリソベルに属する。
最初に採掘されたのはロシアのウラル山脈、エメラルド鉱山。
現在は枯渇している。
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産地別色相の違い
アレキサンドライトの良質の産地はブラジルである。
赤茶色から、青緑色に変色する。
この最も美しいアレキを産出するイマティタ鉱山も、枯渇に近づいているから
ブラジル産アレキはレアストーンと言われ、価格も上昇している。
美しいブラジル産アレキを見つけたら絶対に買っておくべきである。
スリランカ産アレキは、薄い茶色から緑に変色する。
1ct以下の小粒が多いブラジル産に対し、スリランカ産は大粒が産出される。
マダガスカル、タンザニア、インド産は、ブラジル産とスリランカ産の中間の色合いで、
変色性の豊かなアレキを産出する。
変色効果をもつアレキは、無処理のままで美しく、他の宝石のような人工処理とは無縁だ。
硬度も高く、熱や薬品にも強い。
茶色がかった赤か、青みの強い緑色、いずれかの色がしっかり出ていて、変色性がはっきりしているものを選びたい。
アレキサンドライト・キャッツアイ
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光源の違いにより赤から緑へと姿を変える変色効果に、猫の目の「シャトヤンシー効果」が加わった奇跡の石。
アレキサンドライト・キャッツアイ。
宝石通の究極の宝石。
レアである。
アレキサンドライトはその神秘性故、異性を虜にする効果が絶大だ。
愛と性の充実を与えてくれる。
だからか知らないが、男性に人気だ。
傾国の美女という言葉があるが、時に男は「色」で身を滅ぼす。
先見の明、キャッツアイ効果の備わったアレキサンドライト・キャッツアイなら
たとえ絶世の美女を相手にしたとて、骨抜きにされることはないだろう。
アレキサンドライト伝説
アレキサンドライトの逸話もたくさんあるが、メジャーなのは、皇帝の名がついた経緯である。
１８３０年、アレキサンドライトはロシアのエメラルド鉱山で初めて発見された。
蝋燭の灯火に照らされた緑の石エメラルドが（エメラルドだと思っていた）赤色に変色し、鉱夫たちはさぞ驚いたことだろう。
実際にライターの火で照らしてみると赤色に見える。
ちょうどその日が、後の皇帝アレキサンダーⅡ世１２歳の誕生日だったことから、「アレキサンドライト」との名前がつけられた。
だが、ロシアの歴代の宝石好きな皇帝たちとは違い、この皇帝、宝石には無関心だったという・・・。
ちなみに海外でも愛される日本の作家三島由紀夫もこの宝石を愛し、出世作ともなった「美徳のよろめき」中に登場させている。
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そういえば、いつの間にか、アレキサンドライトが６月の誕生石といわれていた。
アメリカの誕生石が６月＝アレキというところから広まったようだが、
6月はエメラルド（５月の誕生石）ルビー（７月の誕生石）を繋ぐ月である。
エメラルドの緑、ルビーの赤、の２色をもつからそう言われるのかもしれない。
（定かではない）
アレキサンドライトの心身に与える効果
覚醒
アレキサンドライトは潜在能力の覚醒、意識の成長に貢献する宝石である。
高次に導かれた深淵なる自己の目覚めは、その人の瞳に映る世界を変える。
この宝石に惹かれる人は、常人には理解しがたい葛藤や探求心を抱えている人が多い。
それは、この変色性の宝石が放つ波動が、神の領域、頭上のエネルギーセンターに直接作用しているためである。
五感を超越した次元との繋がりは、霊的なヴィジョンを授けてくれる。
その宇宙の英知ともいえる高次の力を、誰よりも必要としているからこそ惹かれてしまうのだ。
アレキサンドライトは、現代が生んだ病を癒す免疫を高める。
何故なら癌や糖尿病などの現代病は、自然と調和できなくなったことにより生まれるものだからである。
抵抗力、脊髄、間接の痛み、気管支、肺、胃腸、生殖器、子宮、
血液の流れ、精神の安定、癌、糖尿病、 他
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