ジュエリーは人目を気にせず自分のために選ぶべき(例外もあり)

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宝石と女たち

 

人目を引く華やかなジュエリー。

その指輪やネックレスに強く魅かれながらも、

結局、無難なシンプルデザインや小さめの宝石を選ぶ女性たちがいる。


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「こんなのつけてたら周りがうるさいから・・・」と言って、一番好きなジュエリーを追いやってしまう。

この真理の根底にあるものは「人の目」である。

ちょっと華やかなジュエリーを気に入っても、購入にストップをかけているのが人目なのだ。

普段からこんなのつけてると、

派手に見られる。

周りから浮く。

自慢しているように見られる。

贅沢しているように見られる。

などなど

ジュエリー大衆化から既に50年が経過する平成の時代にも、日本のジュエリー不在1000年の歴史の理由は息づいているようだ。
私はそのいかにもな日本人的思考を否定はしない。

人の目を気にすることは、日本人が持つ秩序や礼儀正しさといった美徳にも繫がっているからだ。

例えば葬式で南洋真珠の大珠をつけないとか、2連のネックレスをつけないとかいうのは周りを思いやる心遣い(マナー)からきている行為であり、それはやはり必要なものである。

だが、正式な場所でない、普段の日常の中でそれが行き過ぎてしまうのはどうだろう。

冒頭の女性たちは他人のやっかみ(妬み、僻み)を受けないことを軸にジュエリーを選んでいる。


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自分を主役にはしていない。

好きという感情は、人生を幸せへ導く道しるべのようなものだ。

人の目を気にしすぎて、「好き」を封印してしまうのは良いこととは言えない。

確かにジュエリーは持ち主に富裕意識を与えるアイテムである。

だからジュエリーは「貧富の差を誇示するためのもの」という認識が広まっているのも事実だ。

嫉妬や妬みをかうかもしれないという不安も分かる。

だがジュエリーは他人のためにあるのではない。

それは現代にも受け継がれるジュエリーの起源や宝石の心に働きかける作用といったジュエリーの存在意義を知れば分かる。

 


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ジュエリーは、持ち主のためにある。

それは常にお守りとなり、持ち主の心を救う。

そしてそのお守りは、絶対に「好きなもの」がいい。

ジュエリーは人の目、他人を軸にして選ぶべきではない。

場違いなジュエリーの使い方は論外であるが、自分がつけるジュエリーは自分が好きという気持ちで選ぶべきだ。

ジュエリーは安いものではない。

だからこそ、他人目線で選べば、ずっと後悔することになる。


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とある、お堅い仕事のキャリアウーマンがやってきた。

彼女が選んだ指輪はアクアマリンがセットされた大きなフラワーモチーフのリング。

それを小指につけた。

殺伐とした日常を変えたいといっていた。

「こんな大きな指輪をつけてれば人は何か言うかもしれないわ。でも、いいの。自分の気持ちがクリアになれば」

そういって、小指に咲く花を見つめていた。

外には七人の敵がいる。

これは働く女性にもいえること。

花形リングは女戦士の疲弊した心を癒す路傍の花となるだろう。

だってアクアマリンというベリル鉱物。

この宝石は争いから平和へと導く変革の作用をもつ。

ストレスに対する忍耐力を求める人や攻撃的な性格の人が持てば良い。

そう、完璧主義な彼女がアクアマリンに惹かれたのにも意味がある。

魂の導きなのだ。

 


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ジュエリーは、自分が楽しむためにある。

そして、どんなジュエリーもつけ続ければ自分の体の一部のように馴染んでくるものだ。

例えばフィギュアスケートの羽生選手。

 


最初見たときのあのネックレスの重ね使いは異様だった(悪い意味ではない)

だが今ではそれは全く気にならない。

それどころか、試合の際にあのネックレスを見かけるとこちらも安心してしまう。

他人の目線なんてそんなものなのだ。

歴史が見せるジュエリーの存在意義を知り、好きなジュエリーを楽しんで欲しいと思う。

あなたのために出逢うジュエリーなのだから。

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