宝石言葉が生まれたのは2~3千年も前のことである。
だから書物によって、誕生石や星座石に違いもある。
はるか昔に様々な人や書物によって定められているからこそ違いも出てくるのである。
とはいえ、それが風化することなく、現代まで受け継がれてきたのには大きな意味がある。
惑星の影響を受ける人と宝石
自分の生まれた日、それは宿命だ。
意味あって、その日に生まれた。
自分の魂が、学びや成長のために一番いい日を選んで生まれてきたのだ。
誕生石や星座石、いずれにせよ宝石は、人と同じように、宇宙に存在する惑星の影響を受けている。
例えば12星座別に与えられた誕生石。
牡羊座を例にとると、誕生石はルビーである。
牡羊座宮は火星の影響を受けている。ルビーも火星と共振し、そのエネルギーを帯びている。
牡羊座の人たちに表れる、力強い自我や情熱、勇気や進出の気質といった特性。
これは火星の特徴そのものだ。
牡羊座の人たちは、エゴや身勝手や攻撃性といった前世からの影響を克服し、魂の道、すなわち幸福な人生を歩むために、
火星の特性、資質を必要とし、牡羊座宮(3/21~4/19)を選んで生まれてきたのだ。
そして火星と共鳴するルビーのエネルギーも、牡羊座と結びつく。
ルビーが牡羊座の潜在能力を引き出し、牡羊座の持って生まれた特性を最大に活かすのは、共に火星の影響を受けるからである。
また牡羊座に対応するその他の宝石も、それぞれの特性を以て、牡羊座の良くない性向を抑えたり、前世からの影響を克服したり、魂の道を教えてくれたりする。
宝石と12星座宮は惑星エネルギーを通して親和しているのだ。
神々の恩恵
昔から、誕生石、星座石、身につければ、神々の力をもらい、守護を受けられるとされてきた。
人は目的を持ってこの世に生まれてくる。
宿命はそのために用意された、いわゆる生まれる前から背負ってきた十字架だ。
だから、宿命を受け入れられない人は人生の目的を見失ってしまう。
人生の目的を知り、運命を好転させたいなら、まず宿命を受け入れ、生まれてきたことに感謝することが大切だ。
誕生石を普段から身につけることは、それを忘れずに生きるということに他ならない。
感謝という愛と調和のエネルギー。
星の神々の恩恵を受けた誕生石は、それを増幅し、持ち主に愛や幸運を引き寄せてくれるのだ。
誕生石の由来
旧約聖書
「出エジプト記」祭司長の胸当てにはめ込まれた12種の宝石
「ヨハネの黙示録」理想郷、聖都の12の城門の土台を飾る宝石
が由来とされている。
これが現在の誕生石の基礎となり、1912年、アメリカの宝石商が新たに基準を決めたものが、今日本で用いられている。
それぞれの生まれ月の宝石には意味があり、これを身につけていると厄を遠ざけ幸せが訪れると信じられてきた。
ちなみに日本では誕生石が人気だが、欧米では主に星座石が贈られる。
星座石の由来
古代メソポタミアで生まれた占星術は、人間の運命は、生まれた瞬間の天体の位置に関係があるとされ、12の星座が運命を支配すると考えられた。
12の星座には10の惑星(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)があり、惑星の神々は色彩によって象徴される。
そこから星座ごとの守護石が決められた。
星座を守護する宝石を身につけると、災難から身を守り、願いが叶うといわれる。
宝石は気に入ったものをつけるのが一番だ。
何故ならそれこそが、その時必要な力を備えている。
でも、本来の守護石は一つは持っていたい。
何故なら、人は魂の道を歩むもの。
誕生石(星座石)は、あなたが進むべき人生、自己発見の道の歩みを加速してくれる。
あなたが惹かれる誕生石(星座石)を身につけよう。
あなたは神の祝福を受けて、その日を選んで、この世に生まれたのだから。
12星座の持つ光と影、魂の選ぶ道と人生の課題