べつに婚約リングはダイヤと決まっているわけではない。
おばあちゃんから譲り受けた真珠の指輪を、古い時代のデザインから新しいデザインに変えて婚約者に送った若者もいる。
婚約リングの本来の意味はこれだ。
婚約リングの起源については色々な説があるが
元々は代々その家に受け継がれる指輪をその家に入る嫁に与えていた。
要はその指輪が、その家を任される女主人としての証になるのだ。
昔は恋愛結婚なんて珍しい。
宝石を持てる家なんて限られる時代なら特にそうだ。
結婚とは家と家の結びつきだったのだ。
婚約リングは給料の3か月分などとデビアスのCMが流れた時代から、もう30年以上も経つ。
デビアスとはダイヤモンドの販売機構である。
未だにそのフレーズが残り、「婚約リング=ダイヤモンド」と思っている人もたくさんいるが、あれはダイヤの宣伝にすぎない。
私などは、ダイヤの指輪よりもアコヤ真珠の花球3点セットのほうが後々役に立つのになぁと思ったりする。
婚約リングはダイヤにこだわる必要はない。
パールでもルビーでもアレキでも何だっていいのである。
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こだわりのある人で、パライバトルマリンのリングを作るために、石を選び抜いて2年ほどかけた人もいた。
宝石店のエンゲージコーナーは、ほとんどダイヤで埋まっているが
「エンゲージリングはダイヤモンド」と決まっているわけではない。
他の宝石がよければそれが最高のエンゲージリングなのだ。
だが、私であってもきっと最初におすすめするのはダイヤモンドだろう。
それは後述する宝石の王者たる所以にある。
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