色っぽく魅せる黒の宝石-オニキスのインデックスリング

２０年以上前だろうか。

「ボクシング・ヘレナ」という衝撃的な映画を見てしまった。

マドンナやキムベイシンガーがそのショッキングな内容に出演拒否した

という広告が、興味をそそってしまったのだ。

主人公は優秀な外科医であり性的不能な男。

ヒロインは外科医が恋焦がれる、聖母が色気を纏ったような女「ヘレナ」

自分を蔑み、拒絶するヘレナを盲目的に愛し、しまいには、ヘレナの四肢を切断し、監禁して世話をするという

なんとも気色の悪い映画だった。

結局全ては外科医の妄想だったという、なんだそりゃ的エンディングなのだが、

この猟奇的で胸焼けしそうな内容の中にも、私の記憶の中に美しい印象として消えずに残っているものがある。

妖艶な女神シェリリン・フェン（ヘレナ）の美しさを、人差し指のオニキスが引き立てる。

髪をかき上げるたび、グラスを持つたびに画面に映し出される黒い宝石。

謎めいた妖艶な人に、似合う宝石は「オニキス」なのだ、と若かりし当時の私は思った。

だが、そうではなかった。

オニキスの艶めく黒の他にも、光輝くダイヤの黒や干渉色を持つ黒真珠の黒、マットで控えめなジェットの黒や、ガラス光沢の美しい黒曜石の黒。
いずれの黒も、女性に色気を与える。

黒い宝石は、女性を色っぽく見せる効果があるのだ。

オニキス効果

オニキスの漆黒は、怒りや不安といった感情を抑制し、外の不条理から身を守る。

いわゆる鎧の役目だ。

自信がないとき、絶望を抱くとき、オニキスは強靭な精神を育む助けとなる。

黒は、闇から派生する。

古今東西、恐怖や悪魔を象徴する色とされてきた。

だが、オニキスの黒は、闇に逃げ込む者を庇護する色である。

容赦なく襲い掛かる、不条理なこの世の辛苦。

手負いの者は、身を隠す陰を必要とする。

オニキスは、その懐に飛び込むものを漆黒のベールで庇い守る。

懺悔、後悔、罪や罰、孤独、絶望

オニキスは折れてしまった心を再生させる。

再び舞い上がる時を忍び待つ、その心を支える。

強大な闇のパワーが培うものは、何にも染まらない不動の精神。

右手の人差し指につけるリングは人を操る。

人を操るには、どんな時も慌てふためくことのない、不動の精神が必要だ。

泰然自若な大人の女。

その人差し指には、オニキスがふさわしい。

プラチナ　Pt900　オニキス　ダイヤ　リング

人差し指には大ぶりのデザインがかっこいい。

ヘレナのグラスを持つ手も粋だった。

忘れられないほどに。

色っぽい妖艶な女性を演出するなら、黒の宝石がおすすめである。