宝石好きの人ならルーペを持っている人も少なくない。
ルーペで宝石を見る理由は内包物やキズの確認だったりもあるが、
ルーペでしか見られない世界もある。
宝石を見る際に使われるルーペは通常は10倍レンズ。
一番見やすい。
さて、ルーペを使ったことのない人がよくやる見方は、おじいちゃんたちが新聞を虫眼鏡で見るかのごとく、遠目に、ルーペを宝石に近づけて見ている。
これでもまぁ見えないことはないけど、ちょっとかっこ悪い。
もちろん大概の人がルーペを使うことなんてないからそれでもかまわないが、
さらりと使いこなせば、おっ、この人は・・・と一目置かれるかもしれない。
さて、かっこいいルーペの見方は世界最高のダイヤモンド研磨師に倣おう。
自身の傑作品を眺めているところ。
上の画像は545.65ctのファンシーブラウン、下は273.85ctのフローレスダイヤモンド。
ルーペを親指と人差し指で持ち(中指は添える)ルーペをぐっと目(利き目)に近づける。
宝石をルーペに近づけピントを合わせる。
(このときルーペを持つ手と宝石を持つ手の一部を当てると固定しやすい。)
プロはこのポーズを(目にルーペと宝石を一度に近づける)1秒たらずでやってのける。
そしてルーペを見ない片方の目は開ける。
素人はほとんど片目をつぶる。
見やすいように見ればいいのだし、そんなに何時間も見続けるわけでもないから、別にそれでも問題はない。
けど、両目を開けてルーペを見ると、お!この人は・・・ひょっとして・・・
と思われる。
彼女をつれて宝石店へ出向く前に練習しておけば、彼女にかっこいいところを見せられるかもしれない。
ちなみに何故両目を開けるのかというと、片目をつぶっていればそっちのほうの視界は閉ざされてしまう。
宝石店や展示会場では、うん千万の宝石もゴロゴロしており、監視の目が必要なのだ。
宝石盗難防止の意味もある。
そして、宝石のバイヤーなんかは宝石を何時間も見て選別しないといけない。
片目だけ使うと目が疲れてしまうのだ。
ルーペで見る別世界。
一度覗き込めばその夢の虜になることだろう。
ルーペを
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