レトロファッションといえば60年代ファッション。
カラフルでお洒落なスタイルは今でも愛され続けている。
さて、こういったレトロファッションに最高に似合うリングがある。
ダイヤ取り巻きでない、カボッションの大粒の石がのったリングだ。
同じ色石でも、ファセットカットやダイヤ取り巻きリングは、豪華すぎてレトロな可愛さにいまいち合わない。
カボッションカットとは
カーブしたドームで構成されたカッティングスタイルのことだ。
半透明や不透明な宝石に用いられる。
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ファセットカットされた石と違い、カボッションカットされた色石は柔らかな印象を醸し出す。
光を集める輝きではなく、艶めき。
煌めきでなく「色」で魅せる。
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衣装と同色の石を合わせるとすごくお洒落だし、大粒の色石はファッションの挿し色としても使える。
60年代ファッションの代名詞ツィギーの影響により、当時日本でもミニスカート旋風が巻き起こった。
座る女性の膝の上にはハンカチが置かれたという。
60年代ごろの洋服といえば、今のような大量生産の時代と違い、「あつらえ」の服が多かった。
生地を自分で選び、洋裁店で自分の体に合った服を仕立ててもらうのだ。
だから、体にフィットした美しいラインの洋服が多い。
体にあった服は、女性らしい華奢な肩や細いウエストをさり気なく強調する。
今の、大量生産、ゆるいファッションに慣れてしまっている現代人があつらえ物を着てなんだか窮屈に感じるのは、日ごろサイズの合っていないものを着ているからだ。
体にあった服を着れば、自然と背筋も伸びる。
そんなファッションだからこそ宝石も似合うというものだ。
カボッションカットの色石。
このほとんどは、半貴石で、硬度が低い。
だが、こういった指輪を選ぶ人は、お洒落上級者だから、大切に扱う。
60‘Sファションはどこか人形的で、生活感がない。
ジュエリーも生活感とは無縁の代物だ。
スーパーやホームセンターなどでは売られていない。
大切に扱うべき宝物である。
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大粒の色石リングで枠がシンプルなものは薬指につけるのが一番素敵だ。
薬指は一番指輪にとっても安全席である。
ぶつけにくいから。
石が横向きなものは、中指にのせると相性が良い。
枠にデザインが施してあったり、幅広のものはインデックスでつけたい。
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