真珠のグレードを見る4つの判定材料
「てり」「巻き」「えくぼ」「かたち」
中でも重要なのは「てり」と「巻き」である。
「てり」の美しいものは「巻き」が厚い。
「てり」と「まき」この2つの要素は、真珠の最高峰といわれる花球の鑑別鑑定書の1番目と2番目に記載される。
セットで見るようにしよう。
色と大きさは好みで選べば良い。
(冠婚葬祭一つ選ぶなら7.5~8.0mmがオススメ)
「てり」
真珠の光沢のことを「てり」という。
真珠を選ぶ際、最も重要である。
なぜなら真珠のネックレスは遠めから見るものである(こっそりと人から見られている。)
その時に良い真珠であるかどうかは、ピカーっと輝く「てり」で決まる。
だって、真珠が真円であるかどうか、傷が少ないかどうかは首につけていれば分からない。
胸元で輝く「てり」こそが重要である。
真珠は寒い季節の12月~1月に採取される。
厳しい寒さにより「てり」が出てくるからだ。
「真珠のてりの見方」
実物をみれば一目瞭然である。ピカーっと輝いている。
予算と相談し、大きさを決め、選んだ中で美しい光沢のものを選ぼう。
手にとってみれば良い「てり」のものは、鏡のようにあなたの顔を映す。
「巻き」
「巻き」とは真珠層の厚さのことである。
挿核された養殖真珠は、半年から2年くらいかけて真珠層が核を包み込んでいく。
真珠はたんぱく質の薄い膜が何百、何千と積み重なって構成される。
この層の積み重なりが多いものを巻きが厚いという。
当然長く期間をかけたほうが巻きは厚くなる。
が、かけすぎると形が真円でなくなる恐れがある。
だから巻きが厚くて真円のものは貴重なのである。
「真珠の巻きの見方」
真珠を上から見ると丸く光る影が見える。
その影がくっきり出ているものは巻きが厚い。
巻きの薄いものはその影がぼやける。
重い。
「えくぼ」
えくぼとは、真珠の形成過程でできる天然のキズのことである。
表面をよく見るとぼこっとでたものや、針の先で突いたようなものがある。
これは真珠層が夏にぐるぐると巻き、冬にきゅっと収縮する際にできる。
当然えくぼが少ないほうが良質なのだが、えくぼは、その真珠が天然であるという証でもある。
購入してから「傷があるわよ!」などという人は真珠を知らない人だ。
出来るだけ、凹凸のないものを選ぼう。
真珠の肌質が平らで滑らかだと光をきれいに反射する。
ぼこぼこしていると光が分散してしまう。
故に、えくぼは少ないほうがいい。
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「形」
まん丸であるのは、美しい真珠の条件だが、真珠には色々な形状がある。
バロックやサークルなど個性的な美しさがある。
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が、ここではあくまでも、ラウンド、真円を基準にした話。
アコヤ真珠ネックレスを選ぶならできるだけまん丸が良い。
でも、同じ値段(予算)で、テリが悪くてまん丸であるのと、テリが良くてまん丸でないなら、後者を選ぼう。
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