ダイヤモンドはどうやってできるのか:魅かれる理由がそこにある

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ダイヤモンドはどうやってできるのかダイヤモンドの形成と性質

 

地球のはじまり、約30数億年前。

高温高圧の地下深く、上部マントルで形成された炭素の結晶。

それがダイヤモンドである。
 
火山の爆発とともに地表にまで一気に運ばれ、 噴出したマグマは急速に冷却され固まり、ダイヤモンドを含んだ岩石(キンバーライト)となる。

※この石が最初に確認された場所は南アフリカのキンバリー。この場所にちなんで名前がつけられた
 


 

キンバーライトはダイヤモンドを運ぶエレベーターの役目だ。

マグマがダイヤモンドを運んできた地中の道は、パイプ状の鉱脈となる。

最大のキンバーライトパイプといえば160キロの深さにまで達する。

地下深くへと続く地表にできた丸くて大きな、ダイヤモンドのある火道。

宝の埋もれる大きな穴である。

だが、この穴は姿を消してしまう。

柔らかいキンバーライトは崩れ落ち、噴火口を埋めてしまうのだ。

周りの土砂や岩礫などに覆われ、数百万年という風化作用によりパイプは隠されてしまう。

また、風化され砂礫となったキンバーライトは川や海に流され、川底に堆積し、川床や海岸に運ばれ鉱床を作る。(漂砂鉱床・二次鉱床)(※ダイヤモンドが1番最初に見つかったインドは漂砂鉱床である。)

宝はそう簡単には手に入らない。

 

 

だが、ダイヤモンドはここにいますよと、人々を手助けするかのように証拠を残す。

それは噴火で地上に吹き上げられた、ダイヤモンドよりもはるかに多く噴出するその他の鉱物である。

チタン鉄鉱や、緑のクロム透輝石、

色は濃い赤、紫色をしているクロムが多くカルシウムの少ないパイロープガーネットは、ダイヤモンドの住むパイプを探す手助けをするため、ダイヤモンド指標鉱物といわれる。

 


One&Only jewellery 【GIA鑑定書付】 1.2ct Dカラー VS1 3EX ルース 裸石

 

地球の創世紀に生まれたダイヤモンド。

はるか悠久の時を越え、人と出会い、宝石の王と称される輝きを手に入れた宝石。

私たちのまわりに、これほど想像を絶するほどの年を重ね、形を残すものが他にあるだろうか。

ない。

ダイヤモンドに人々が魅かれる理由は、そこにあるのかもしれない。

 

ダイヤモンド(SIクラス/0.85ct)×18Kゴールドパヴェリング・ルミエールブーケ

 

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