汚名を返上させたモザイクブルー
光を受けて輝くブルーのモザイク模様がブルージルコン最大の魅力。
濃淡や型が動くバランスのよいモザイクが、ファセットカットされた宝石の美しさを形成している。
二重に映るバックファセット
宝石を通して見える稜線が２重に見えるだろう。
これはジルコンの複屈折（進入した一つの光線が２つに分かれる性質）が大きいために起こる。
ブルー・ジルコン基礎知識と選び方
BLUE ZIRCON[ジルコン]
産地：スリランカ・タイ・カンボジア
硬度・6~7.5
「ジルコン」という名前から、ダイヤモンドの模造品である人造石の「合成キュービック・ジルコニア」と混同しまう人もいるだろう。
だが、ジルコンは人工石ではない。
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ジルコンはジルコニウム珪酸化合物で、漂砂鉱床の砂礫から産出される。
スリランカでは、２０００年も前に宝石になる石が得られている。
ブルーの他に、１８世紀以来ダイヤの代替品とされてきた無色、赤、黄、オレンジ、褐色、グリーン、の色をもつ。
古代ギリシャ人は透明な赤色のジルコンを「ヒヤシンス」と呼んでいた。
この呼び名は、ギリシャ神話にでてくる美しい少年神ヒュアキントスに由来する。
太陽神アポロンが寵愛するヒュアキントス。
ある日、２人は円盤投げに興じていた。
それを見たヒュアキントスを愛する西風の神ゼフィロスは嫉妬に狂い、強風を起こしてアポロンの投げた円盤をヒュアキントスの額にぶつけてしまう。
ヒュアキントスは流血し、その血が石を赤く染めた。
神々に寵愛されたヒュアキントスの血。
やがてその石は、ヒヤシンス（ヒュアキントス）と呼ばれるようになったのだ。
故にこの宝石は、永遠の優美と賛美を持ち主に与える、といわれている。
ブルーに話を戻すと、
ブルージルコンのブルーは灰、黄、褐色のジルコンに加熱処理をして生まれるが、処理中、色が美しく仕上がらない・亀裂が入ってしまうというリスクを伴なう。
諸刃の剣から生まれたブルージルコンの明るく柔らかな独特の美しさ。
これを前にしてダイヤモンドの代替品というマイナスイメージなど抱きようもない。
色が濃すぎると、透明度が下がってしまうため、
モザイク模様にメリハリがあり、煌めきのある淡めの色を選びたい。
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ブルージルコンの面白い特性
ブルージルコンは直射日光に当てると、色褪せる。
だが、光を遮断すると、元のブルーに戻るのである。
※１時間で５０％色褪せ、数日で元に戻る。
ブルージルコンの加熱処理も、ブラウン系のジルコンに熱処理することで青色になるのだが、青色から褐色に戻ったものは再び熱処理すると青に変化する。
更に青色を酸化状態で熱処理すると黄金色に変化するのである。
ブルージルコン効果
「夢みる思い」「変身」
晴れの日より雨が好き。
今の私には太陽の光は眩しすぎる。
そんなあなたには休養が必要だ。
心身が疲れきっている。
ブルージルコンは、その柔らかいブルー、癒しの泉で鬱々した心の曇りを洗い流す。
そしてあなたのモチベーションを高めてくれる。
この石が好きな人は、本来自分の世界観を大切にする人。
自由で自立した考えを持ち、自分独自の物を創造していく努力家だ。
ブルージルコンは、他人に左右されず、他人とは違う自分を生きるあなたに語りかける。
「ワンマンでもいいではないか」
あなたの本来の生き方を応援し、洗練されたモザイクの煌めきをもって、新たな夢をあなたに見せるだろう。
夢を叶える人は夢を追いかける人だから。
あなたはあなたのままでいい。
そう教えてくれるのだ。
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ブルージルコンの身体に与える効果
目のトラブル、薬物や環境による体液の解毒、アレルギーによる発熱、
精神障害、統合失調、など
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