レディ・アサノ
赤穂浪士のハリウッドバージョン「47RONIN」で浅野内匠頭の娘を演じた柴咲コウ
衣装もハリウッド的で、ゲームに登場しそうな現実離れした髪型も新鮮だったが
その髪に飾られたかんざしは、姫君という他の女達との格の違いを表わしていた。
日本の姫君たちは、指輪や耳飾りなどはしない。
そのかわり、櫛やかんざし、笄で飾った。
現代でこんな姫様仕様の髪型をすることはないが、髪の長い人はまとめ髪をするだろう。
夜会巻きやおだんごヘア、編みこみ、そこに密やかに本物の輝きが添えられていたら。
まさに日本美ではないだろうか。
髪飾りはフェイクのきらめきが主流で、いろんなデザインのものが溢れているが、それはいかにも偽物で安っぽい印象を受けてしまう。
特にフェイクパールはすぐに表面が剥がれてしまうし、安いから扱いも雑になる。
そんな中、本物を一つだけ、さり気なくつける贅沢はちょっとした姫様や奥方様な気分を味わえるのではないだろうか。
【べっ甲の菊池】本べっ甲 K18 本珊瑚 かんざし 135 結婚式 留袖 訪問着 入学式 和装 べっ甲 かんざし 鼈甲 ピン 和装髪飾り くし 簪
人は鏡を見て身だしなみを整えるから、自分の正面だけを気にするが、他人が目にするのは、その人の横顔や後姿のほうが多い。
大人のまとめ髪に大きすぎる髪飾りは似合わないが、後ろ髪にさりげなく宝石が飾られていたら、正面から見るネックレスや指輪以上にその人の中につつましやかな美が見出される。
タマルサン(TAMARUSAN)チーター 蝶 かんざし ジェイド オニキス 華やか
昭和40年代からジュエリーの大衆化がはじまって以来、今や世界上位に入るジュエリー市場である日本において、ネックレスや指輪は誰もが一つは持っているだろう。
そんな現代において、さり気なく贅沢な天然の髪飾りをつける女性は、大和撫子が希少なように少ないかもしれない。
少し高くても愛着の持てるものを買おう。
人生が豊かになる。
宝石は人生に寄り添う物だから。
コメント