ネットで宝石を買う利点
種類や数が豊富
安い
この２点である。
定番のダイヤモンドジュエリーやパールのネックレスなどは例外だが、
その他のジュエリー、色石やデザイン性のあるリング、ネックレス、ブローチやブレスに至るまで
宝石店で探しても、自分が欲しいものが見つからないというのが現状だ。
何故か。
店に置いてる数が少ないのだ。
２０数年前、日本はバブル絶頂期だった。
宝石店の数も多く、商品はショーケースに所狭しと並んだ。
ダイヤ、ルビー、サファイヤといった主要５大宝石を初め、色とりどりの半貴石、パール、地金をたっぷりと使ったファッションリングなど選び放題の数と種類。
そして今では考えられないほどの価格の安さだった。
当時２万程度で売られていたマリッジリングも今では倍の価格だ。
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４半世紀過ぎた現在、宝石店の数は減り、ダイヤモンドジュエリーやブライダル専門店が多くなった。
不景気のあおりを受け、地金は高くなり、地金を多く使うファッションリングや色石リングが売れなくなった。
店側は在庫を置けなくなった。
どんな時代でも、あり続けるのはブライダル、いわゆる結婚リングだ。
入りきれないほどの宝石を飾ったショーケースも、今は高級感溢れる陳列（空間が多い）に変わり、マリッジリング、エンゲージリングに占領されている。
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そんなつまらない店の中、全盛期を思わせるがごとく、数々の宝石たちがずらりと並んでいる場所がある。
ネットショップである。
そのデザインや種類の数。
なかなか見ることのできないレアストーンも、ルースも原石も、検索をかければ簡単に、次々に出てくる。
PC、スマホの中に、宝石の夢の世界が広がっているのだ。
そして、価格も安い。
宝石店でもネットでも購入したことのある人は分かるだろうが、とにかく安い。
宝石の流通経路
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普通宝石の流通経路は５段階を経る。
宝石の輸入業者と加工業者によって商品が出来上がる
↓
大問屋
↓
中問屋
↓
問屋
↓
小売店
この各段階でマージンが上乗せされる。
ネットの場合は、この５段階を通らず卸業者が直接販売しているところもある。
販売価格の差はここにある。
例えば第１段階で直接販売すると、利益を上乗せしても、５段階を経て販売するのに比べ
半分の価格で消費者に提供できるというわけだ。
特に安いのはヤフーや楽天などのオークション。
中古品も多いが、原価割れで変えたりする。
ただし、同じネットでもショップと違いオークションはリスクも大きいから気をつけよう。
ネットで宝石を買うリスク
まず、画像なんかでは本当の輝きや色は分からない。
カボッション、ファセットを問わず宝石は、明暗や太陽光、電灯光、蛍光灯など、光源の違いで見え方に違いが生じる。
だから、ジュエリーを選ぶときは、自分が身に着けるときの状況に近い光線で判定することが大切なのだが、ネットではそれができない。
また、店では手に取り着けて見ることもできるし、プロが質問に対しすぐさま答えてくれるが、ネットでは出来ない。（ネットで買う場合もメンドくさがらずに質問は何度でもしよう）
画像だけで判断しないといけないネットでの購入は、実は大変リスキーなことなのである。
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だが、宝石は出会いである。
店頭であっても「好き」と思ったジュエリーを、迷ったあげく、また今度と帰り、
やっぱり欲しいと来た時にはもう二度と出会えなかったということも多々ある。
私などは１０年前に出逢い買わなくて後悔していた色石のデザインリングを、ネットで１０年後に見つけたこともある。
価格は当時と比べてもさほど上がっていなかった。
店頭なら倍の価格がついていたはずだ。
そして、イメージ通りのものもあれば、そうでないものもあった。
丁寧に何枚も画像のアップがあるものなどは、比較的失敗はしていない。
説明が極端に少ないものや、画像がはっきりしないものなどはやめた方が良い。
宝石のついていない地金だけのネックレスやリングなら、断然ネットで買ったほうが良い。
半値以下で買える。
ジュエリーは出逢いだ。
店でもネットでも出会いは大切にしたい。
ネットで宝石を買う際に気をつけること
返品ができるかどうか
特に色石の場合、画像と随分と違うじゃないのと思うことがあっても返品できれば問題ない。
高額なものになれば（１０万～）、以下の鑑定書（ダイヤ）鑑別書がついているものにしたい。
HRD（ヨーロッパ）
AGL（統括）加盟機関のもの
AGTジェムラボラトリー（GIA JAPN）
CGL（中央宝石研究所）
多くの宝石を見て楽しもう。
ネットショップは、多くの宝石との出会いを与えてくれる、夢のような場所なのだ。
あなたの最愛のジュエリーと出逢えますように。
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